No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

表象文化論学会第14回大会での口頭発表のお知らせ

2019年7月6日と7日の二日間、京都大学表象文化論学会第14回大会が開催される。僕は二日目の7日、以下のパネルで口頭発表を行います。

 

パネル:Capturing Affects in Contemporary Japanese Media: Gendering Death, Politicizing the Personal, and Caregiving the Aged

 

発表題目:"Dying Young: The Gendering of Mortality and Mourning in Kira Kira Seishun Eiga"

 

大会全体のプログラムは以下からアクセスできます。

第14回大会プログラム | Conventions | 表象文化論学会

書評掲載のお知らせ エラ・ショハット/ロバート・スタム著『支配と抵抗の映像文化』

2019年6月8日発売の『図書新聞』にエラ・ショハット/ロバート・スタム著『支配と抵抗の映像文化─西洋中心主義と他者を考える』の書評を寄稿しました。すごく分厚く、広い専門知識を問われるので一人で読むのは大変かもしれませんが、読書会や授業で使うのをオススメします。

 

www.h-up.com

 

図書新聞』のバックナンバーは以下から。

http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/shinbun_list.php?shinbunno=3402

 

支配と抵抗の映像文化: 西洋中心主義と他者を考える (サピエンティア)

支配と抵抗の映像文化: 西洋中心主義と他者を考える (サピエンティア)

 

 

Unthinking Eurocentrism: Multiculturalism and the Media (Sightlines)

Unthinking Eurocentrism: Multiculturalism and the Media (Sightlines)

 

 

英単語/英語表現 2019.06.09

1. subjugate (v): (〜を)征服する、服従させる、従属させる

2. respite (n): 一時的休止、ひと休み、猶予

3. redoubtable (adj): 恐るべき、あなどりがたい、畏敬の念を起こす

4. caprice (n): 気まぐれ、気まま、むら気

5. as it were: いわば、まるで

6. a myriad of: 無数の

7. abet (v): けしかける

8. stridence (n): 騒々しく甲高い音の音調を持っていること

 

日本映像学会第45回大会で発表します(2019年6月2日)。

2019年6月1日、2日に山形大学で開催される日本映像学会第45回大会で口頭発表をします。発表タイトルは「息子/監督としての記憶─木下惠介のホームムービーを分析する」。学会に参加される方からぜひフィードバックをいただければ嬉しいです。

 

学会プログラムはこちらからダウンロードできます。

 

 

2019年4月の刊行論文について

2019年4月、二本の論文が刊行されました。

 

1. "Still Grieving: mobolity and absnece in post-3/11 mmourning films." Journal of Japanese and Korean Cinema. doi.org/10.1080/17564905.2019.1600695

 

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17564905.2019.1600695?scroll=top&needAccess=true

 

Abstract:

Post-3/11 mourning films have thus far gained little scholarly attention. This paper aims to correct that imbalance by analyzing a novel and three films that deal with loss and absence: Tendō Arata’s The Mourner and its film adaptation by Tsutsumi Yukihiko, as well as Nakagawa Ryūtarō’s films Calling and Tokyo Sunrise. While the type of loss in each film differs, all three films focus on mobility and absence in the process of mourning. This paper aims at expanding the scope of the study of so-called shinsaigo eiga (films dealing with the 3/11 tsunami and its aftermath) to include the role of mobility and absence in cinematic mourning as well as offering an analysis of a rare representation of male mourning in Japanese film in the wake of the recent spate of disasters that have afflicted Japan.

 

2. 『「カルメン」二部作におけるリリィ・カルメンのサヴァイヴァル』『映画とジェンダーエスニシティミネルヴァ書房

 

映画とジェンダー/エスニシティ (映画学叢書)

映画とジェンダー/エスニシティ (映画学叢書)

 

 

『<ポスト3.11>メディア言説再考』出版のお知らせ

 法政大学出版局より『<ポスト3.11>メディア言説再考』(ミツヨ・ワダ・マルシアーノ編)が出版されました。私は中川龍太郎監督作品『Calling』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』『四月の永い夢』を喪の映画として分析した論文「喪失と対峙する─震災以後の喪の映画における移動性」を寄稿しています。

 

〈ポスト3.11〉メディア言説再考

〈ポスト3.11〉メディア言説再考

 

 

 この論文は下記二つの口頭発表が元になっています。

・「喪失と対峙する─『走れ、絶望に追いつかれない速さで』を一例に」第13回日本映画学会全国大会

・"Towards the Light: Rise of Independent Filmmaker Ryutaro Nakagawa in Post-3.11 Japanese Cinema." 2018 Annual Conference of the Society for Cinema and Media Studies

 

 喪の映画に関する先行研究でもっとも参考にした文献

Mourning Films: A Critical Study of Loss and Grieving in Cinema (English Edition)

Mourning Films: A Critical Study of Loss and Grieving in Cinema (English Edition)

 

 

 本稿で分析した中川龍太郎作品

走れ、絶望に追いつかれない速さで [DVD]

走れ、絶望に追いつかれない速さで [DVD]

 

 

四月の永い夢 [DVD]

四月の永い夢 [DVD]

 

 

Calling [DVD]

Calling [DVD]

 

 

木下惠介映画作品の脚本所蔵状況【早稲田大学演劇博物館】

 早稲田大学演劇博物館には映画・テレビの台本が数多く所蔵されている。木下惠介映画作品の脚本所蔵状況は以下の通り。1940年代の作品の脚本はほぼ所蔵なしだが、1950年代のものは『婚約指環』を除きほぼ全て揃っている。1960年代は、木下が松竹を退社する1964年までのものは揃っており、その後製作した『なつかしき笛や太鼓』(1967年)、『父よ母よ!』(1980年)以外は所蔵がないことが分かった。

 

所蔵あり

1947年 『不死鳥』

1948年 『女』

1949年 『破れ太鼓』

1951年 『善魔』

1951年 『カルメン故郷に帰る』(白黒版)

1951年 『少年期』

1951年 『海の花火』

1952年 『カルメン純情す

1953年 『日本の悲劇』

1954年 『女の園

1954年 『二十四の瞳

1955年 『遠い雲』(映画タイムス社発刊のシナリオ)

1955年 『野菊の如き君なりき』

1956年 『夕やけ雲』

1956年 『太陽とバラ』

1957年 『喜びも悲しみも幾歳月』

1958年 『風前の灯』

1958年 『楢山節考

1958年 『この天の虹』

1958年 『風花』

1959年 『惜春鳥』

1959年 『今日もまたかくてありなん』

1960年 『春の夢』

1960年 『笛吹川

1961年 『永遠の人』

1962年 『今年の恋』

1962年 『二人で歩いた幾春秋』

1963年 『歌え若人達』

1963年 『死闘の伝説』

1964年 『香華

1967年 『なつかしき笛や太鼓』

1980年 『父よ母よ!』

 

所蔵なし

1943年 『花咲く港』

1943年 『生きてゐる孫六

1944年 『歓呼の町』

1944年 『陸軍』

1946年 『大曽根家の朝』

1946年 『わが恋せし乙女』

1947年 『結婚』

1948年 『肖像』

1948年 『破戒』

1949年 『お嬢さん乾杯』

1949年 『新釈四谷怪談

1950年 『婚約指環』

1976年 『スリランカの愛と別れ』

1979年 『衝動殺人 息子よ』

1983年 『この子を残して』

1986年 『新・喜びも悲しみも幾歳月』

1988年 『父』