No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

論文

京都服飾文化研究財団 機関誌『Fashion Talks...』15号に寄稿しました。

お仕事の報告です。京都服飾文化研究財団が刊行している機関誌『Fashion Talks...』の15号にお声がけいただき、論考を寄せました。タイトルは、「奥まで触れて──映画にみる接触へのクィアな欲望」です。2020年前後に公開された映画における接触について書い…

寄稿掲載)『ユリイカ』2019年8月号(特集*京マチ子)

7月29日に発売した『ユリイカ』2019年8月号(特集*京マチ子『痴人の愛』『羅生門』『雨月物語』・・・稀代の女優)に、論考「もともと本当のあたしなんていないんだから─『黒蜥蜴』にみる京マチ子/成熟、越境性、矛盾」が掲載されました。 青土社 ||ユリイ…

論文掲載のお知らせ

昨年の3月末に提出し、査読再審査などを経て掲載可となった論文がようやく刊行されました。 「切り返し編集による男性間の親密性表象--木下惠介『海の花火』をクィア映画として読む--」『人間・環境学』第24巻(京都大学大学院 人間・環境学研究科、2015) …

「キャンプとゲイの感受性について」Part 1("Camp and the Gay Sensibility" p.40-41)

レズビアン・ゲイ・クィア映画に関する文献を読んでいると、「キャンプ(camp)」という言葉をよく見かける。このキャンプと一緒に「ゲイの感受性(the gay sensibility)」という言葉も頻出するが、「ゲイの感受性」とは一体なんのこっちゃという反応があっ…

「天女の口づけーー『お嬢さん乾杯!』における原節子」『ユリイカ』2016年2月号

本日発売の『ユリイカ』2016年2月号「特集*原節子と<昭和>の風景」に寄稿をさせていただきました。 久保豊「天女の口づけーー『お嬢さん乾杯!』における原節子」p.155-163 木下惠介監督の『お嬢さん乾杯!』において、「なぜ男性主人公が原節子演じるヒ…

『映画研究』 第10号への論文掲載のお知らせ

この夏に査読通過した論文が、日本映画学会の『映画研究』第10号に掲載されました。 久保豊「『夕やけ雲』(1956)における木下惠介のクィアな感性 ―― 少年同士の情動表象をめぐって」『映画研究』第10号、2015、44-62. オンラインではこちらから。ぜひご一…

CineMagaziNet!19号刊行のお知らせ

京都大学大学院人間・環境学研究科の映画ゼミが運営するCineMagaziNet!という電子ジャーナルの19号が刊行されました。ぜひご一読ください。 http://www.cmn.hs.h.kyoto-u.ac.jp/CMN19/index-2015.html

受理論文二本目

今年の九月に採択が決定した投稿論文に加えて、九月末に再審査用に投稿した論文の審査結果が本日午後に届いた。結果は「掲載することとあいなりました」。 率直な気持ちを表すと、鼻血が出るくらい嬉しかった。論文を再投稿してからずっと考えないように努め…

夏季休暇中の課題を完了

夏季休暇もあと数日というところで、ようやく課題を全て終えることができた。 リーディングはまだまだ山積みだが、9月末までに終わらせる必要があった所属研究科の紀要論文、某学会の査読論文と12月に開催される全国大会の口頭発表要旨の三つを無事に提出し…

受理論文一本目

博士論文を出すためには、学術雑誌や大学紀要などに論文が三報掲載されることが必要条件となっている(らしい。公式な場や書面で伝えられたことはない)。博士課程に進学してから、この「三本ルール」におびえなが論文を書いては投稿を繰り返してきた。 この…