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No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

Get on the Bus (Spike Lee、1996)

明日のM2中間発表でスパイク・リー監督のGet on the Bus (1996)が議論される予定だ。アメリカにいた時に一度見たことがあったが、あまり内容を覚えていなかったので午後に見直した。

 


Get on the Bus Trailer (1996) - YouTube

 

明日の発表がどのような内容になるかは分らないが、宗教、人種、セクシュアリティ、教育、貧困、暴力といったトピックが豊富につまっている作品なので、深く論じてもらいたい。

 

本作の主な舞台であるバスは、1995年のmillion man march(百万人大行進)へ向かう黒人の乗客ばかりで、物語は彼らが黒人差別の歴史を共有していることを示唆する。共有された歴史を有することで、彼らは一つの共同体として認識されそうだが、ジェンダーセクシュアリティという異なる視点から見たとき、同性愛嫌悪、女性嫌悪、マッチョイズムといった問題が浮き彫りになる。詳しくは映画を見てもらいたいが、この映画では音楽がこうした問題を(たとえ一時的にでも)解決する機能をもっている印象を受けた。黒人コミュニティにとっての音楽、そういう研究がすでに存在するだろうから、先行研究をしっかり把握する必要があるだろう。

 

チョーサーの『カンタベリー物語』にも似ている。