本日発売の『ユリイカ』2016年2月号「特集*原節子と<昭和>の風景」に寄稿をさせていただきました。
久保豊「天女の口づけーー『お嬢さん乾杯!』における原節子」p.155-163
木下惠介監督の『お嬢さん乾杯!』において、「なぜ男性主人公が原節子演じるヒロインに一目惚れするのか」という疑問を出発点に、原節子のクィア性を見ていこうという試みです。
その試みが成功したかかどうかは定かではありませんが、原節子の魅力をより一層知る良い機会となりました。博論でも原節子について議論できるんじゃないかとも考えるようになりました。
課題の多く残る論考ですが、書店や図書館で見かけましたら、ぜひ目を通していただけましたら幸いです。