アフェクト理論についての文献
ここ10年、20年ほどアフェクト理論(affect theory)に関する議論が盛り上がっており、学際的にもこの理論を援用した論文が多数書かれているようだ。映画研究にもその流れは少しずつ見られる。とは言っても、僕はこの理論についてはまったくの不勉強なので、いくつか文献を探したので紹介する。
この本がアフェクト理論の研究書としてもっとも有名で、この分野の古典的文献となるであろうと聞いた。ゼミの勉強会で読み進めているが、とても難解で困っている。
Parables for the Virtual: Movement, Affect, Sensation (Post-Contemporary Interventions)
- 作者: Brian Massumi,Stanley Eugene Fish,Fredric Jameson
- 出版社/メーカー: Duke Univ Pr (Tx)
- 発売日: 2002/06
- メディア: ペーパーバック
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同じくMassumiによる著書
アフェクト理論に関する論集
- 作者: Melissa Gregg,Gregory J. Seigworth
- 出版社/メーカー: Duke Univ Pr (Tx)
- 発売日: 2010/10/22
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クィア研究においてもアフェクト理論を援用した論考があるようだ。この論集に所収されている。
The Routledge Queer Studies Reader (Routledge Literature Readers)
- 作者: Donald E. Hall,Annamarie Jagose
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2012/05/31
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日本語では、次の文献が今年初旬に彩流社から出版されている。