No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

2022.01.16

 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。2022年になってすでに二週間が過ぎた。恐ろしいぞ。

 金沢へ戻ってきてから、入試や卒論の準備で色々と忙しくやっている。あと二ヶ月で3本論文を書かないといけないからもっと自分の仕事に時間を使わないといけないのだが、長期休暇のあとでまだ十分にリズムが戻ってきていない。正月に昼夜逆転していたからか、ついつい夜更かししてしまう。どうにかしないと。

 あと二週間後に『燃ゆる女の肖像』について口頭発表をしないといけない。毎度毎度「今度こそはきちんと前もって用意しておくぞ!」と意気込んでいるわりにはギリギリになってしまう。今回こそは...。

 新年になったので新しいことに挑戦しようと思い、文献管理ソフトにZotero (無料)、調査内容の統括にRoam Researchを導入した。Roam Researchの方はかなりのお値段がするから一ヶ月無料トライアルでどれくらい使いこなせるかでサブスクするか決めようと考えている。仕事道具にお金を惜しんではならないのは分かっているけど、高いんだよなー。

 

 資料整理が苦手なので読んでみたら発見が多かった一冊。

 

2021.12.20

 今年抱えていた直近の仕事はとりあえず終わらせることができた。単著の原稿は提出し、学会発表も終わったし、映画パンフや別の本の企画書も提出できた。これで今日から冬休み!となれば最高なんだけれど、そうもいかない。2022年1月12日迫った卒論提出日までには安心できない。学生には年末年始にお互い仕事しなくてもいいようにしようね、とは声がけしてきたが、果たしてどうなるかな〜。僕が心配しても学生が書いてくれないとどうしようもないから、サポートできる体制を整えておこう。今年は来週火曜まで頑張ったら仕事も終わりだ。早く美味しいものを食べてゆっくりしていたい。

2021.12.06

 今年予定していた口頭発表をすべて終えた。土曜日には「任侠/ヤクザ映画論リローデッド」というシンポジウムの司会を担当し、僕自身も西川美和の『すばらしき世界』をヤクザ映画として分析した。今回の発表の向けて15回くらい観ていたんだが、セリフに囚われすぎていて、久しぶりに音声なしで通しで観たら気付くことがたくさんあって、あぁ映画研究ってこうやってやるんだったと改めて痛感した。楽しい発見があってよかった。シンポジウムもうまくいった。他の登壇者も発表を論文化してもらえるといいな。


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 今月は単著原稿を仕上げて、映画パンフレットへの寄稿を用意して、採点や卒論指導が待っている。はぁーやることいっぱいだ、と既に頭を抱えているけど、美味しいものを食べながら頑張ろう。

2021.11.25

 12月4日にオンライン開催される日本映画学会第17回大会に向けて、シンポジウム登壇者と打ち合わせを行った。来週末に迫っているが、僕はまだ十分に文章化できていなかったから、他の登壇者の準備内容を伺ってちょっと(いや、というかかなり)焦った。来週もう一回事前に打ち合わせをやるからそれまでにどうにかしたい。

 学会プログラムはこちらから↓

 https://japansociety-cinemastudies.org/wp-content/uploads/2021/11/taikai17_a.pdf

 今日から新しいコートを出した。ちょいとオーバーサイズのものにしたからコートに着られている感じもするが、これから下に色々と着込むだろうからちょうど良くなると思う。金沢の人たちはまだ本気を出していないようで、薄着な人の方が多いくらい。きっと痩せ我慢をしてるんちゃうかなと思う。きっとそうに違いない。

 昨夜はレイトショーで『エターナルズ』を観た。聾者が主要キャラとして登場したり、同性間のキスがヒーロー映画で描かれるなど、表象のポリティクスを一歩二歩先に一気に進めようとする気概を感じた。一方で、アジア人の役者が演じるキャラの扱い方や中年女性の役回りに付随する敵対心や不信感の描写には、20世紀から根深く残るアジア人差別やエイジズムの問題が未解決のまま提示されているようにも思えた。次回作でどうなっていくのか今から楽しみ。


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2021.11.23

 今日は早朝から暴風と雨がすごかった。午後過ぎには少し晴れ間も見られたけれど、ずっと外が暗かった。昨日と比べて7度くらい下がっていたし、明日から随分と気温が下がるみたいだ。コートの出番だ。

 12月にあるシンポジウムに向けて『極道の妻たち』と『極道の妻たち2』を再見した。前に見たのはかなり前のことだから結構忘れていることも多かったけど、やっぱり面白い。小さい時に『極道の妻たち』が大好きで岩下志麻のモノマネをよくやって幼稚園か小学校の先生に注意されたのを思い出した。来週末のシンポジウムまでにあと2作品観ておかないと。

 

*僕も寄稿している『クィア・シネマ・スタディーズ』が刊行されました。よろしくお願いいたします。

 

2021.11.22

 今日は一日中雨が降っていた。金沢はここのところ暖かったけれど、今日からの雨で一気に気温が下がっていくらしい。新しく買ったコートを早く着たい。

 大学はQ3の終わりに差し掛かっていて、あと一週間で終わる。その後一週間のインターバルがあって、Q4に入っていく。Q4には授業が三コマ増えるからあまり嬉しくないがぼちぼち頑張ろう。冬場にある一限の授業は誰が得をするんだろう...。

 10月の暮れにあった発表三つを乗り越えて、11月半ばから毎週発表を一つずつやっている。来週末には日本映画学会で任侠映画/ヤクザ映画のシンポジウムをやらないといけない。まだ準備がしっかり出来ていないから泣きそうになりながらやるっきゃない。面白そうだな〜とタイトルに惹かれて読んだ論文があまり期待していた内容でなかったのは残念だが、調査っていうのはそういうもんだ。

Baradel, Martina. "Yakuza Grey: The Shrinking of the Il/legal Nexus and its Repercussions on Japanese Organised Crime." Global Crime, vol.22, 2021, 74-91.

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17440572.2020.1813114

2021.10.25

 今日は授業が二つあった。一つは試験で、もう一つはゼミだったから、割と楽ちんだったのは助かった。とはいえ、まだまだやることいっぱいあるのに全然終わっていなくって、はぁーやばいな、辛いなとなっている。書くことが一番の解決策だと分かっているけれど、どうもうまくいかない。でも書かないとどうしようもないし。やるっきゃねえ。