No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

DC1の海外渡航に関する注意メモ

今回は日本学術振興会特別研究員DC採用中の海外渡航について。

 

8月から国際日本文化研究センターで開かれている日本映画の研究会にオブザーバーとしているのだが、そこで知り合った先生方と海外留学について話をする機会があった。映画学は欧米で発展した学問であることから、海外の大学(特にカリフォルニア大学バークレー校)での博士号取得を視野に入れることも考えてみては、と助言を受けた。

 

現在、私は日本学術振興会特別研究員DC1であるため、受入研究機関以外に学生として籍を置くことは禁じられている。だが、採用期間中に研究目的で海外へ渡航することはもちろん可能とされている。

 

では、どの程度の期間であれば海外で研究活動を行なうことができるのであろうか。

 

特別研究員の手引きによれば、「通算渡航期間の上限は、SPDは採用期間中の2/3、PD・PRD・DCは採用期間(資格変更を行なった場合は、資格変更前後の通算期間)の1/2です。ただし、DCの研究指導の委託による渡航期間は、通算渡航期間から除外されます。」(29)とされている。

 

DC1での採用中=3年間のなかでは、つまり、特別研究員として1年半は海外で研究を行なうことができるようだ。

 

この制限を把握しておけば、海外で研究に携わる機会に恵まれた時に計画が立てやすくなる。