大雨が一週間も続いているため、研究室へ行くのが億劫になり自宅で作業をする日も多かったんだが、この三日ほど院生室で作業した結果、やはり自宅より研究室の方が数段作業が捗ることが改めて分かった。この夏休みで博士後期課程も残すところ1年半。映画を見て、本を読んで、アウトプットを継続しなければならない。ふぅ。
今回は、8/24~9/3の間に読んだ書籍と論文を挙げておく。
塚田幸光、「『性』を〈縛る〉 : GHQ、検閲、田村泰次郎『肉体の門』」、関西学院大学先端社会研究所紀要 (11), 47-60, 2014-03
http://kgur.kwansei.ac.jp/dspace/bitstream/10236/11970/1/11-5.PDF
田村泰次郎の短編『肉体の門』は、1948年にマキノ正博監督が映画化している。
Jackie Stacey, "Desperately Seeking Difference," The Sexual Subject: A Screen Reader in Sexuality. Routledge: London and New York, 1992. 244-257.
The Sexual Subject: Screen Reader in Sexuality
- 出版社/メーカー: Routledge
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インプット作業に加え、英語文献の書写も毎日30分-1時間行なっている。ほんとうは手書きがいいかもしれないが、アウトプットするときはいつもパソコンを使うので、キーボード入力で書写するかたちを取っている。ちなみに、ワードではなく、Evernoteを使っている。PDFの文献ファイルを開けて、その上でEvernoteのウィンドウを重ねて、読み進めながらタイピングしている。すぐに効果が出るわけはないが、同じ30分でも打てるワード数が上昇しているようだ(エクセルに入力数を毎日記録している)。
その理由はおそらくふたつ。ひとつは、単純にキーボードで英語入力するのに慣れてきたこと。もうひとつは、著者の文体に慣れてきたので、次にどのような流れの表現が使われるか推測できるようになってきたこと。150頁ほどの英語論文(博論)だから、毎日30分書写をするとして、たぶん2週間くらいで書写し終わると思う。