No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

『<ポスト3.11>メディア言説再考』出版のお知らせ

 法政大学出版局より『<ポスト3.11>メディア言説再考』(ミツヨ・ワダ・マルシアーノ編)が出版されました。私は中川龍太郎監督作品『Calling』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』『四月の永い夢』を喪の映画として分析した論文「喪失と対峙する─震災以後の喪の映画における移動性」を寄稿しています。

 

〈ポスト3.11〉メディア言説再考

〈ポスト3.11〉メディア言説再考

 

 

 この論文は下記二つの口頭発表が元になっています。

・「喪失と対峙する─『走れ、絶望に追いつかれない速さで』を一例に」第13回日本映画学会全国大会

・"Towards the Light: Rise of Independent Filmmaker Ryutaro Nakagawa in Post-3.11 Japanese Cinema." 2018 Annual Conference of the Society for Cinema and Media Studies

 

 喪の映画に関する先行研究でもっとも参考にした文献

Mourning Films: A Critical Study of Loss and Grieving in Cinema (English Edition)

Mourning Films: A Critical Study of Loss and Grieving in Cinema (English Edition)

 

 

 本稿で分析した中川龍太郎作品

走れ、絶望に追いつかれない速さで [DVD]

走れ、絶望に追いつかれない速さで [DVD]

 

 

四月の永い夢 [DVD]

四月の永い夢 [DVD]

 

 

Calling [DVD]

Calling [DVD]