No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

2022.07.30

 7月があと1日で終わってしまう。早すぎるぞ、2022年、もっとゆっくりやってもいいぞ、2022年。こう念じながら、抱えている仕事を一つずつ着実に終わらせている。いつ終わるんだろう...と少し挫けそうになるたびにアイスを食べている。7月だけで何本のアイスを食べたか、6本入りアイス2箱以降は数えるのをやめた。キーボードを叩く指の動きだけで大量のカロリー消費ができればいいのに!

 あと一週間で一応の夏休みに入る。「一応」と書くのは会議がなくなるわけでもないし、大半は大学の業務に費やされるので、特に世間の人々が考える「大学の先生は夏休みが2ヶ月もあってようござんすね〜」という体験は今のところ全く味わったことがない。とはいえ、日々の授業準備が減るからその分インプットやアウトプットにしっかりと時間を使うこともできるし、映画を観る時間もさらに増える...はずだ。9月末には次の本の原稿締め切りが待っているので8月は忙しい。しかも、8月末には英語論文の締め切りもある。なんで自分をこんなに追い詰めているんだろう。

 金沢へ来てから忙しくし過ぎたせいか(忙しいのは能力不足なだけなので自慢にならない)、先日大学で受けたストレスチェックで「ストレスが高い」という診断が出た。その理由はなんとなく分かっている。今年からできたダイバーシティ推進機構という組織へ教員として参加し始めたのはいいけれど、聞いていた以上に仕事は多いし、ダイバーシティインクルージョンに対する大学の認識があまりにも低いため、ゲイ男性当事者としては自分の存在もある意味で痛めつけられながら仕事をしている。正直しんどい。そういう負担がストレスになっていたようで、カウンセリングを受ける機会を得られたので来週行ってくる。カウンセリングには学部でもお世話になったし、久しぶりに守秘義務のある環境でなんでも話せるのは良い経験になるかもしれない、と期待している。自分の機嫌は自分できちんと取れる性格だと思っていたけれど、やっぱり自分の存在が大学に取っての「メリット or デメリット」の秤にかけられていると思うと実はかなりしんどかったんだろう。