No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第四回深草町家シネマ:若い映画観客にとっての「懐かしさ」の欠如

昨夜は第四回深草町家シネマに参加してきた。龍谷大学深草キャンパスへ行くこと自体が初めてだったので、そういった意味でもワクワクしながら会場へと足を運んだ。 表題にもあるように、深草町家シネマは今回で四回目を迎えた。写真を撮り忘れたが、風情溢れ…

映画『マレフィセント』(2014):おでこにキスでもキスはキス(*ネタバレあり)

ロバート・ストロンバーグ監督の『マレフィセント』(Meleficent、2014)を3D・DOLBY-ATMOSで観てきた。1959年公開のクライド・ジェロニミ監督による『眠れる森の美女』に登場する「魔女」マレフィセントを中心人物とし、マレフィセントが王女オーロラにかけ…

7月10日購入書籍リスト

幸い、今年度から研究奨励費を頂いている。これにより、研究に必要だと思われる書籍を自由に購入できるようになった。書籍を公費で購入すること自体は今日が初めてだったから、レジでの手続きに少し戸惑ったが無事に購入、検収を終えた。 From this school y…

映画の色について:木下恵介『カルメン故郷に帰る』

富士フイルムが国産カラーフィルムの発明に勤しんでいたころ、日本映画監督協会は押し寄せる外国カラー映画の情勢に立ち向かう術を考える必要にせめられていた。そこで、富士フイルムから国産カラー映画の製作を持ちかけられた時、当時理事であった小津安二…