No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020.12.26

仕事納めである。いや、全く納まってはいないんだが、一応年内の授業も終えたので形式上は仕事納めだ。とはいえ、採点もあるし、論文や報告書の執筆もあるしでまだまだやることだらけだ。今年は卒論指導を直接担当していないけれど、他ゼミ所属の学生の卒論…

2020.12.19

この一週間すごく忙しかった。第四クォーターが始まったからというのもあったが、前職の仕事を来年3月まで色々とやっていてその報告書関連と、ある学内助成金の申請書と博論出版に向けた助成金申請書の締め切りが重なっていたからだ。新しい職場になってこれ…

2020.12.09

最近、研究室にしょっちゅう電話がかかってくる。そう、勧誘電話。勤務開始初日に電話が鳴った時には、緊張しながら電話に出たらマンション購入の電話だった。11月の暮れぐらいから、車やマンションの勧誘が鬱陶しい。今日は名前も名乗らずに「老後のための…

2020.12.08

だんだんと寒くなってきていてビビっている。北陸に住むのは初めてで、12月には雪が降るよと聞いてはいたけれど、来週頭には降雪が予測されているそうだ。あったかい服は持ってはいるけれど、多分これまでの日本の生活では経験したことのない類の寒さなのか…

2020.12.06

第4クォーターが今週から始まる。英語のアカデミック・スキルを鍛える授業を一つ担当しており、今回はプレゼンテーションやスピーチに関する授業でどうしたもんかなとずっと考えていた。同僚の先生と話をしていて、「あぁそうか、映画におけるスピーチにして…

2020.12.04

今日の授業は非常にうまく行った。英語で日本映画について教える授業を3年間受け持っているんだが、ようやく今年になってネタが安定してきた気がする。これまではパワポだけを作って授業で使っていたが、今年からはすべての授業で原稿を作って挑んでいる。そ…

2020.12.03

今日の金沢は雨が降ったり止んだりの一日だった。ザザーと降ったと思えば、あれなんか明るい?と晴れ間が見える時があったり、面白い天気だった。明日の授業では新海誠について話をするので『天気の子』を観直したりしていたのだが、今思えば雨模様の日にう…

2020.12.02

12月になったのでマフラーを出した。三週間前くらいにすごく寒い日が続いたんだが、最近は10度前後でもそんなに言うほど寒くない気がする。もしかしたら体が寒さに慣れてきたのかもしれないと思いつつ、ここで油断したら絶対に風邪を引くので厚着を心がけよ…

2020.11.30

11月が終わる。だんだんと寒くなってきた。新居には家具がほとんどなくて、そのせいか何だか心も冷えてきそうだったので思い切ってコタツを購入した。東京の狭い家には絶対に置くことは叶わなかったコタツを金沢の地においてようやく手に入る。早く届いて欲…

2020.11.28

とても寒い。11月もあっという間に過ぎ、残り二日で師走がやってくる。新しい職場はクォーター制なので中間試験から期末試験まであっという間の速さで進む。そのため、これまでの環境から調整するのに少し手間取ってしまった。試験期間に入ったので授業準備…

2020.11.07

今日はずっと朝から雨だったので自宅でコツコツと国立国会図書館デジタルコレクションを使って資料調査をした。合計で94件の複写依頼をしたから図書館の職員さんに渋い顔をされそうだ。とはいえ、新しい論文を書くためには資料を読み込まないといけないから…

2020.11.03

昨日は卒業論文の中間報告会があった。僕はまだ新しくゼミを受け持ち始めたばかりで卒論を控えている学生はいないので、他のゼミ生の研究調査を知るための良い機会となった。学生の研究関心は様々で、社会学的なアプローチを採用するものもあれば、ひたすら…

2020.11.01

映画が1100円の日だったので、朝から二本続けて観てきた。一本目は、土井裕康監督の『罪の声』だ。小栗旬と星野源がダブル主演で、塩田武士の小説を原作としている。小説自体も実際にあった未解決事件から着想を得て書かれたものらしい。予告編で見かけた時…

2020.10.31

今日は靴を買った。修士の頃から、毎年メレルの気に入った靴を買っていたのだけれど、去年あたりから色のバリエーションが少なくなっているなと思っていたら、今年はついに生産中止してしまったらしい。通りで今年は全くお店で見かけなかったはずだ。冬が近…

2020.10.29

新しい職場へやってきてもうすぐ一ヶ月が経つ。途中2週続けて前職でやり残した仕事をやりに東京へ戻ったりしていたので、なんだかあっという間の一ヶ月だった気もする。秋が深まる間に僕もようやく新生活に慣れてきた感じがする。家具がまだまだ何も揃ってい…

2020.10.21

新しい職場へやってきて三週間が経った。担当授業もそれぞれ3回ずつ終えて、少しずつ学生の雰囲気も分かってきたし、どれくらいのペースで話せば良いかも把握できてきた気がする。すべての授業を英語でやっていて、僕はすぐに英語で早口になってしまうので、…

2020.10.03

昨日は新しい大学の学食で昼食をとった。正午少し過ぎくらいに行くと、学生たちの楽しそうな会話で賑やかだった。新型コロナウイルス感染予防をとっているため、基本的にはセットメニューを売っているみたいで、容器は使い捨てのものだった。この容器にもお…

2020.10.02

昨日から新しい大学へ着任した。研究室の窓のすぐ外には桜の木があって、春になるとすごく綺麗な風景が見えるらしい。部屋のサイズも想像していたより大きくて、壁全体に本棚があるのも嬉しい。荷物を少しずつ移動させて、もっと過ごしやすい環境に整えたい…

早稲田大学演劇博物館 2020年度秋季企画展『Inside/Out──映像文化とLGBTQ+』開催(2020年9月28日より)

早稲田大学の演劇博物館にて、9月28日から2020年度秋季企画展『Inside/Out──映像文化とLGBTQ+』が開催される。1945年から2020年までの日本映画を中心に、映画とテレビドラマにみる性的マイノリティおよび同性同士の親密さを描く作品の歴史を追う企画だ。 enp…

2020.09.13

オンライン授業用に外部接続のカメラを新調した。Macbook内蔵のカメラとマイクを春学期のオンライン授業では使っていたが、授業アンケートに画質についていくつか書かれていたので思い切って購入した。秋学期からもオンライン授業はある程度続くし、オンライ…

『キネマ旬報』2020年8月下旬号への寄稿

明日、2020年8月5日発売の『キネマ旬報』8月下旬号に短い文章を寄稿した。『窮鼠はチーズの夢を見る』の公開に合わせて、映画における同性愛に関する論考を依頼され、「日本映画における男性同性愛表象の過去・現在・未来」というタイトルの論考が掲載予定だ…

2020.08.03

大学へ着任する際、「給与がいくらになるか聞いてはいけない」という暗黙の了解があると耳にしたことがある。現職場では応募の際に給与目安が明記されていたので大体の額は分かっていたが、他の大学に勤める人たちと話をすると、確かに着任日になるまで、あ…

2020.07.31

今日でようやく2020年春学期の授業が全て終わった。今学期は5月からオンライン授業だったため、例年よりも授業回数が少なかったが、疲労感はたっぷり感じる3ヶ月間だった。これから採点作業がある。図書館へのアクセスが限られている中、学生もレポートを頑…

2020.07.30

修理に出していたMacBook Airが戻ってきた。キーボードとトラックパッドおよびWifiが反応しなくなっていたので、ロジックボード(ワイヤレスカード、SSD一体型)とトラックパッドが丸ごと交換されたようだ。Touch IDの部分も交換されていた。去年購入した時…

2020.07.24

オンライン授業を残すところあと二週間というタイミングで、去年買い換えたばかりのMacBook Airが壊れてしまった。キーボードは反応しない、トラックパッドも反応しない、そしてWiFiは「ハードウェアが見当たらない」としか表示されず使えなくなってしまった…

『キネマ旬報』2020年7月下旬号に映画評を寄稿しました。

7月4日(土)発売の『キネマ旬報』2020年7月下旬号に、野村芳太郎監督『五瓣の椿』(1964)の短い映画評を寄稿しています。岩下志麻がすごく魅力的な作品です。 I wrote a short film review of Yoshitaro Nomura's Goben no Tsubaki (The Scarlet Camellia, …

HBOミニシリーズ『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』について記事を書きました。

ジェームズ・M・ケインの小説Mildred Pierce(1941)は、1945年にマイケル・カーティスによって映画化されている。それから70年後、トッド・ヘインズがカーティス版のリメイクではなく、ケイン小説を一から映像化したのがHBOミニシリーズの『ミルドレッド・…

英単語 2020/5/24

1. hullabaloo (n): ガヤガヤ、騒々しさ;騒ぎ a media hullabaloo about ~ 2. wayward (adj): (人・性質・態度などが)言うことを聞かない;強情な、わがままな;気まぐれな、むら気な 3. eponymous (adj): 名祖となった 4. callous (adj): 無感覚な;(〜…

英単語 2020/5/20

1. paucity (n): 少数、少量;不足(of) 2. penumbra (n): [疑惑などの]陰影 (of) 3. promulgate (v): <法令を>発布する、公表する;<信条などを>広める、普及させる 4. purview (n): 範囲;権限 (of) 5. recast (v): 金属製品を鋳造し直す;(劇などの…

最近、少しだけ本を読むのが楽しくなってきた。

映画研究を生業としているので、「『日頃から映画作品だけでなく、本もたくさん読んでいる』と言ってみたい」と、この半年くらい毎日のように思ってきた。「一年間でどれくらいの映画を観るか?」と聞かれれば、それなりに観ている方だとは思うが、それでも…