No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

2020.12.26

 仕事納めである。いや、全く納まってはいないんだが、一応年内の授業も終えたので形式上は仕事納めだ。とはいえ、採点もあるし、論文や報告書の執筆もあるしでまだまだやることだらけだ。今年は卒論指導を直接担当していないけれど、他ゼミ所属の学生の卒論に少しだけコメントをしている。担当の先生の邪魔になってはいけないので、卒論提出間近となった今では本当に気になったところだけコメントするように決めた。今夜も少しだけやらないと。

 前職でライセンス登録していたOfficeが期限を迎え、年始早々に執筆ができなくなりそうだったのでMicrosoft Office for Home & Students 2019 for Macのダウンロード版を急いで購入した。購入して情報登録を終え、「さぁ書くぞ!」と張り切っていたのに「選択範囲がロックされているため、この変更はできません」というエラーメッセージが出るトラブルに直面したことにより、午後の数時間は対応に追われてしまって何もできなかった。とほほ。

 結果から言うと、前職ライセンスを一度きれいにアンインストールしてからOfficeを再インストールしないといけないパターンだったようで、以下のウェブサイトが提示する方法でなんとか解決した。ヘルプセンターに問い合わせたところ、一般的には手順2を飛ばして解決できるようなんだが、稀に全ての手順をやらないといけないと言われてビビっていたら、僕はまさにその全ての手順パターンだったようでチマチマ作業に辛くなってしまった。けれども、最後にはきちんと解決したので書き仕事ができる。

 

support.microsoft.com

 現職に就いてからバス通勤になったので、行き帰りは本を読むことにしている。少しずつ読んでいた西加奈子の『さくら』がとても印象的だった。会話の多い場面では紙の上では余白が目立つのだけど、ある場面では、見開きのページが真っ黒になるくらいに登場人物の描写や言葉が溢れていて、その余白をかき消すような視覚経験も興味深かった。西加奈子の作品はそこまで読んだことなかったが、他のも試してみたい。

 

さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

  • 作者:西 加奈子
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 文庫