no. 110『ラストマイル』(塚原あゆ子、2024)
話題になっていたが見逃していたのでようやく。映画館で観てたらイライラしていたかもしれない。画面の質感、カメラの動かせ方、ショットとショットの間のテンポがテレビドラマっぽい。
no. 111『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(エマ・タミー、2023)
ビデオゲームの実写映画版。自分の不注意で弟を連れ去られてしまった記憶に囚われている若い男が主人公。ゲームほどの面白さはなかった。
no. 112『サンクスギビング』(イーライ・ロス、2023)
10代末から20代前半はマサチューセッツ州に住んでいたから、舞台がマサチューセッツ州のスラッシャー映画っていうだけでワクワクしちゃう。強欲は死を招く。身体損傷によりスマホがユーザー(による操作)を認識しなくなる演出は接触論の観点からもめちゃんこ面白い。現代アメリカ文化論を教えるにはホラー映画がもってこいなのでは。ホラー映画論のシラバス集めてみようかな。猫ちゃんには優しいキラー。
no. 113『ザ・ウォッチャーズ』(イシャナ・ナイト・シャラマン、2024)
ダコタ・ファニングが主演なので気になってた作品。「そういう展開なのね!」と意外と面白いところもあった。自分が何者であるか、自分が過去に何をしてきたのか、アイデンティティ形成の話でもあったね。
no. 114『遠く離れて』(黒田晋平、2024)
親の介護について最近よく考えるようになった。認知症を患う老母は施設で暮らしており、息子は頻繁に様子を見にきていた。ところが、ある時から息子は電話だけで老母の様子を確認するようになり...という短編映画。安住紳一郎のラジオにもあった認知症のおばあちゃんの話を思い出した。介護における最新テクノロジーの役割についても考えさせる作品で、映画『本心』も想起させた。
no. 115『こわれること いきること』(北沢幸雄、2022)
震災で家族を失った主人公が介護施設で働き始め、かつての恩師と出会う話。
no. 116『リスケ』(鈴江誉志、2021)
この記事をアップする頃にはYouTubeで全編公開されているはず。コメントを寄稿予定です。鬼束ちひろの「MAGICAL WORLD」をずっと聴きながら書いた。ぜひ観てほしい短編映画です。
no. 117 & 118『東京オリンピック2020 SIDE: A & B』(河瀬直美、2022)
no. 119『そこにきみはいて』(竹馬靖具、2025)
ちょっと関わった作品です。
おまけ
最近読んだ本
・Mennel, Barbara. Madchen in Uniform (BFI Film Classics), 2024.
最近見たインタビュー
NPR Podcasts. "Ocean Vuong on wanting to stop writing, strength through trauma and 'The Emperor of Gladness.'" YouTube. August 28, 2025.