2025年 新しく観た映画作品/再見した映画作品 no. 70~79
no. 70『日記を始めた日』(桂木友椰、2022)
野坂青年の横顔を映したファーストショットが良かった。日記を盗み読みしてしまったことが「良くなくていい」と表現するのもたまらんね。4分の短編。
no. 71『松坂さん』(畔柳太陽、2024)
映画学校に通う青年は、夜中にグラウンドでトンボをかける女性について脚本を書いている。バイト先で出会った「松坂さん」が彼の想像力をぐいぐいずっしりとひっぱり始める。「まつざか」さんは「まつさか」さんだった。一度出した言葉が作った痕にトンボをかけて、過去の痕も一緒に引きずりながら、今目の前にいる人に「会えなくなったら嫌だ」と恋心を伝えたい。いい映画だった。脚本を「遅れて出すのはやめて」、耳が痛い!
no. 72『ブルネット先生、ここにおいででしたか?』(矢野ほなみ、2021年』
クィア短編映画上映会にて。可愛くてクィアなジョークにくすくす笑える作品だった。
no. 73『犬漏』(岩佐浩樹、2021年)
クィア短編映画上映会にて。古いアパートで、セックスと地震の夜の物語。
no. 74『ボールドイーグル」(ワミー・アルカザレン、2022年)
クィア短編映画上映会にて。裸体がいっぱい、ジョークもいっぱい。猫が可愛い。
no. 75『我慢と辛抱のかいあって』(エリカ・サフメ、2021年)
クィア短編映画上映会にて。中年レズビアンと若いクィアな女性たちの物語。よかった。
no. 76『大西洋は骨の海(トルマリン、2017年)
クィア短編映画上映会にて。前にどこかで見たことがある。ノーマルスクリーンの上映会かもしれない。
no. 77『シック・ポイント』(シャリーフ・ワーキド、2003年)
クィア短編映画上映会にて。
no. 78『ネオ・ナフダ』(メイ・ズィヤーデ、2022年)
no. 79『5時のチャイム』(ジェームス・クーパー、2024年)
クィア短編映画上映会にて。こちらも接触の物語。ある特定の合図が、特定の人々の行動を特定の方向へ促すためのものだとしたら、その合図を理解できない者に対して、その合図は何を意味するのか。
おまけ
ずっと単行本を楽しみに読んでいる『煙たい話』の最新刊が発売された。名前のない関係に名前をつけれるのであれば、それで他者たちが満足するのであれば、一緒に暮らす人と体を重ねることが解決策の一つなのかもしれない。でも、この作品はその可能性を残しつつも、そうではない形でもう一歩前に進む。泣いちゃうね。
倍賞千恵子が大好きで、ご存命のうちに姿を見たいと思ってきた。バースデーコンサートをやっていると知ってから3年、ようやく参加できた。トークも面白く、歌も素晴らしく、映画研究者としてはちゃんと彼女の仕事が映画史に残るような仕事をしたいと思った。長生きしてほしい。
