2025年 新しく観た映画作品/再見した映画作品 no. 80~89
no. 80『ドラマクィーン・ポップスター』(アレクシ・ラングロア、2024)
第32回レインボー・リール東京にて。めっっっっっっちゃくちゃ面白かった。
no. 81『記憶の鳥』(A Bird Called Memory、レオナルド・マルティネリ、2023)
第32回レインボー・リール東京にて。短編映画。
no. 82『トランス・ハッピネス・イズ・リアル』(Trans Happiness Is Real、クイントン・ベイカー、2020)
第32回レインボー・リール東京にて。短編映画。ステッカーの剥がし合い。
no. 83『レッツゴーTRUKユナイテッド!』(We'll Go Down in History、キャメロン・リチャーズ、チャーリー・ティドマス、2025)
第32回レインボー・リール東京にて。短編映画。サッカーを通じたアイデンティティの獲得とコミュニティ形成。
no. 84『おいしい水に捧ぐ祈り』(Prayers for Sweet Waters、イライジャ・ヌンベ、2021)
第32回レインボー・リール東京にて。短編映画。
no. 85『国宝』(李相日、2025)
女を演じることと、女形を演じることの違い。メロドラマ的音楽の使い方と、芸道ものの鳴り物をどう重ねるか。水の主題の映画。任侠映画の映画産業史的始まり。あのキラキラの景色の意味をもっとうまく提示できたのではないか。面白いセリフの詰め合わせみたいな構成。力技で観客を無理やり納得させていくような時間性の操作。『国宝』だけでなく、シネマ歌舞伎の興行収入への貢献。歌舞伎を前にすると作家性の一つでもあるゲイ的感性が鈍る問題。突っ込んでけよ。君らがやらんで誰がやるんや。
no. 86『オールド・ガード2』(ヴィクトリア・マホーニー、2025)
相変わらずシャリーズ・セロンがかちょえぺぺでした。三つ目まで作らんでもって感じやったけど、まだ続くのね!
no. 87『陽のかけら』(古川葵、2024)
「小さい頃の記憶に励まされることがある」という監督のナレーションがグッとくる。河瀬直美が監修に入っていたらしい。21分ほどの短編ドキュメンタリー。日本語字幕も入っているから、授業でも見せやすい。ありがたい。ロングショットが多く、観察者としての監督の視線や佇まいも感じられる。昔の夢をよく見るおばちゃんの話が良かったなぁ。亡くなった人の話や田植えの話、そこから映画の色がモノクロになって、雪の降る日に誰かが出棺され、次第に画面が色を取り戻す。喪と弔いの話でもある。二ヶ月の滞在中にこの経験ができたことは、監督にとって何を意味したんだろうか。
no. 88『35年目のラブレター』(塚本連平、2025)
予告編を見てからずっと見たかったけど原稿やら発表で見逃していた作品。最近は関西弁の作品にめっぽう弱いので、ちょこちょこ泣きながら見てしまった。がっつりと踏み込むわけではないが、戦争の話にも少し触れていたのは大事な点。人の容姿や能力、人種や民族の違いで差別や嫌がらせを受けてきた/受けている人たちが、教育の機会を得ること/得直すことについてもしっかりと触れられていた。
no. 89『Christmas, Every Day』(フェイ・ツァカス、2024)
修士課程科目「メディアとジェンダー」で読んでいる『ジェンダーで学ぶメディア論』(世界思想社)の第二部「インターネット空間とジェンダー」を考えるために院生たちと見た。
おまけ
最近見たもの
・『下山メシ』(テレビ東京、「木ドラ24」で2024年に放映)全話と特別編
・『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』全話
・『地獄先生ぬ〜べ〜』リメイク版第1〜2話
・『ひとりでしにたい』第1〜2話
・『水属性の魔法使い』第1~2話
最近読んだもの
・永井玲衣『さみしくてごめん』(大和書房、2025)
前半と後半の雰囲気が違う点が結構気になったものの、哲学者の面白い文章が読めてよかった。
・『抱いて終わりにするわけない!』(歩田でこた、2025)
連載時から単話ずつ購入していたけど、応援したい作家だから紙でも買った。こういう攻めが大好きです。
・『榎本先輩は天使なんかじゃない』(せつこうじ、2025)


