この夏に査読通過した論文が、日本映画学会の『映画研究』第10号に掲載されました。
久保豊「『夕やけ雲』(1956)における木下惠介のクィアな感性 ―― 少年同士の情動表象をめぐって」『映画研究』第10号、2015、44-62.
オンラインではこちらから。ぜひご一読ください。
http://jscs.h.kyoto-u.ac.jp/eigakenkyu-2015.pdf
PDFって便利だな。
追記:
さっそく論文へのコメントを頂いた。嗅覚的なクィアネスを論じるためには、嗅覚とクィアネスを結びつける先行研究を引いて、それをもとに自分の映画分析を展開するべきでは?という指摘。この指摘は私自身痛感しており、この論文を投稿する前に指導教官にも同様のことを言われた。ジェンダー、セクシュアリティの先行研究の引用が少ないと。このへんは今後の大きな課題だ。