2023.04.23 書かんとあかん
今朝早く、もうすぐ公開される日本映画の最新作を観る機会があった。僕が映画研究を始めるうえで最初のきっかけになった映画監督の作品だ。最近はあまりその監督の作品を劇場公開のタイミングで追えていない自分がいて、今回もそんな感じだった。予告編を見たときの違和感、それをうまく言語化できないでいたけれども、実際に作品を見終わると、その違和感が何に起因するものであったのかがよく分かった。
公開されていない映画について、あれこれと何も言うことはするべきでないし、やらないけれど、映画研究者として次の10年間の仕事をもらった気がする。今を生きるクィアな子どもたち/若者たちが映像メディアのせいで命を絶たないような世界、そんな世界が必要だ。さまざまな資源にアクセスできないまま苦しい思いをしているかもしれない、メディアに報道されることのない、クィアな子どもたちの未来をきちんと作る。そのためにも、僕はきちんと書かないといけない。書けないなぁと嘆いている暇なんてない。