『ヒックとドラゴン』(How to Train Your Dragon, 2010)について
ドリームワークスによって2010年に公開された『ヒックとドラゴン』(How to Train Your Dragon, Chris Sanders and Dean DeBlois)について、今学期の映画学の授業で考察が始まった。
'How to Train Your Dragon' Trailer HD - YouTube
前期は『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』を中心にディズニー映画について議論を深めた。日本での『アナと雪の女王』の爆発的ヒットを皮切りに、『マレフィセント』や12月20日から公開される『ベイマックス』などを通してディズニーはその勢力を増してきている。ディズニーと並びアニメーション界で勢力を持つのは、『トイ・ストーリー』シリーズで知られるピクサーとされるが、もう一つの勢力と知られるのがドリームワークスである。
ドリームワークスと聞いて多くの人が思い浮かべる作品は、『シュレック』シリーズ、『マダガスカル』シリーズや『カンフーパンダ』シリーズであろう。もちろん、これらのシリーズは間違いなくドリームワークスの代表作品であるが、今期に考察を始めた『ヒックとドラゴン』もアメリカで2億ドル以上の興行収入をあげている。その人気から、アメリカでは二作目が6月に公開された。
HOW TO TRAIN YOUR DRAGON 2 - Official Trailer ...
残念ながら日本での人気は低く、興行収入もふるわなかったらしい。そのためか、一応仮題として『ヒックとドラゴン2』とつけられているが、日本公開はまだ決定していないようだ。ぜひとも映画館で観てみたいのだが。
今期は『ヒックとドラゴン』における家族論について考えてみたい。