no. 21 『FLEE』(ジョナス・ポエール・ラスムーセン、 2021)
NHKで字幕版をやっていたので再見。授業で使いたいが、歴史的、社会的、政治的な背景をうまく学べる構成にしないと難しいな。
no. 22 『Demon City 鬼ゴロシ』(田中征爾、2025年)
河部真道の原作漫画『鬼ゴロシ』の実写映画化。予告編を観てから楽しみにしていた。るろ剣の佐藤健みたいな軽快さではなく、ある程度の重さを持った身体性のアクションで面白かった。病院での戦闘場面で生田斗真が見せる表情が良かった。アクション映画ってフォーリーが大変そう。フォーリー裏話をメイキングで見せてほしい。
no. 23 『かぞく』(澤寛、2023年)
男たちの喪を描く作品。吉沢亮の太ももに意外と体毛がたくさん生えているのが見えたのは発見。色と照明がとてつもなく良かった。セリフがあまりなくて、映画の運動性で物語を作ろうとしていたように思う。最後の浜辺に刺さった車のハンドルがイカす。
no. 24 『物置のピアノ』(似内千晶、2014年)
原みさほ原作。福島県の桑折町を舞台に、桃農家を営む家族の次女・宮本春香が主人公。初めて知った作品だったけど、喪失を扱う震災後映画として重要な視点を提示する作品だった。最近めっぽう涙腺が弱くなってしまって、子供が頑張っていると泣いてしまう。芳根京子の映画デビュー、初主演作品らしい。
no. 25 『湯道』(鈴木雅之、2023)
生田斗真のお尻がシュッとしてた。湯道スピリチュアルみたいなプロットの必要性については別に考えたい。
no. 26 『ドラえもん のび太と空の理想郷』(堂山卓見、2023)
no. 27 『港に灯がともる』(安達もじり、2025)
面白かったなぁ。これは本当にいい作品だった。論文書きたい映画だ。
no. 28 『三日月とネコ』(上村奈帆、2024)
パンセクシュアルが出てくる作品はとても珍しい。歳をとる過程で、誰とどのようにどこで暮らすかについて、目の前にある選択肢を少しずつ深めていく様子が良かった。
no. 29 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(ジェームズ・マンゴールド、2025)
ティモシー・シャラメはこういう発声もできるんだなと演技の幅を知れて良かった。あと、好きな男を見つめながら不安な表情を浮かべる女を演じさせたらエル・ファニングはとてもいいなと再確認できた。
no. 30 『劇場版 ドクターX FINAL』(ナオキ・タムラ、2024)
定番の展開だけど、こういうベタなのが面白い。観客が安心して観られるという点は、特定のジャンルにとっては必要な特質。
おまけ:
最近見たTV作品
最近読んだもの
- 鹿野桃香『地震日記 能登半島地震発災から五日間の記録』
- マミタ『40までにしたい10のこと 2巻』(リブレ)
- 上野千鶴子『マイナーノートで』(NHK出版)
- タブレット純『ムクの祈り タブレット純自伝』(リトル・モア)
- 松浦弥太郎『エッセイストのように生きる』(光文社)
- Anita Mannur, Intimate Eating: Racialized Spaces and Radical Futures (Duke University Press)