No Rainbows, No Ruby Slippers, But a Pen

本ブログでは研究関連で読んでいる書籍、(新作)映画作品の紹介、日々の考察を中心に共有していきます。また、漫画、アニメ、小説、写真などについても感想などを述べていけたらと思っています。

2021.03.07

 今日は午前中に少し仕事をしてから散歩に出かけた。散歩しながら、「はっしまった。確かオンライン学会って今週末じゃなかったっけ?」と思い出しちょっと青い顔になってしまったけれど、まぁ別に良いやと気を取り直した。

 向かった先は石川県立美術館の「生誕140年 熊谷守一展 ーわたしはわたしー」と国立工芸館の「うちにこんなのあったら展」。前者は画家の熊谷守一の残した初期から晩年までの作品をたくさん展示していた。チラシにも使われている猫の絵が可愛くて、近くにあったベンチに座って長い間眺めていた。最近は絵画の見方の一つを教えてもらったこともあって、絵画を見るのがすごく楽しい。以前、大英博物館で風景画の展示を見た時は、「その風景の中で自分がどこかにいることを想像してみよう」という方法を知り、その見方は今も時々実践している。それは風景の中に入ること、画家が見た、あるいは想像した風景を見ることに集中するけれども、最近教えてもらった方法はどのように何かが描かれているか、その技術的な側面から「捉えること」だ。今回の展示では具全にも熊谷が見ることよりも捉えることに傾倒していたと知って、なんだか面白い体験になった。

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